肌のカサカサを改善したい!
効果的な保湿ケアや対策を解説
肌のカサカサを改善したい!効果的な保湿ケアや対策を解説

肌のカサカサを改善したい!効果的な保湿ケアや対策を解説

何気なく顔をさわったとき、メイクをするときなど、ふとした瞬間に気になってしまう肌のカサカサ。見た目の問題だけでなく、かゆみや肌荒れなどのトラブルを引き起こす原因にもなりかねません。

この記事では、肌が乾燥する原因を、空気の乾燥、誤ったスキンケア、生活習慣などの観点から解説し、効果的なスキンケアの手順やインナーケアのポイントをご紹介します。
日常生活の中で今日から取り入れられる対策を知って、しっとり潤うすこやかな肌を目指しましょう。

肌の乾燥は肌トラブルにつながる

肌が乾燥している状態とは、角質層に十分な水分が行き渡らず、潤いが不足している状態のことです。
本来、角質層には、水分を吸着して保持する天然保湿因子(NMF)や、角質細胞のすき間を埋める役割をもつ細胞間脂質、皮脂などが存在しています。これらが一体となって肌を守る働きを「バリア機能」と呼びますが、この機能は乾燥によって低下することがあります。

肌は、バリア機能によって細菌やアレルゲンなどの侵入を防いでいます。しかし、乾燥などによってバリア機能が低下すると、肌はちょっとした刺激にも敏感に反応し、赤み・かゆみ・炎症といったトラブルを招いてしまうのです。

■バリア機能が正常な肌と、バリア機能が低下した肌

肌の乾燥を「乾燥する季節だから仕方ない」と放置してしまうと、慢性的な乾燥肌や敏感肌につながるおそれもあります。早めの対処と継続的なケアが、健康的な肌を保つためのポイントです。

肌がカサカサする原因は?

肌がカサカサになる原因はひとつではなく、外的環境やスキンケア方法、体調などが複雑に関係しています。ここでは、主な原因について詳しく見ていきましょう。

<肌が乾燥する主な原因>
・空気の乾燥
・誤ったスキンケア
・生活習慣の乱れや加齢

空気の乾燥

冬場に肌のカサカサ感やつっぱり感に悩む人は多いと思いますが、その原因のひとつは空気の乾燥です。気象庁が発表している「東京(東京都)平年値(年・月ごとの値)」によると、東京都の7月の相対湿度の平均は76%であるのに対し、1月は51%と、冬場はかなり乾燥していることがわかります。
冬場の乾燥だけでなく、夏場の冷房による乾燥や紫外線のダメージも、肌の水分保持力を低下させる原因といえるでしょう。

本来、肌の水分は角質の隙間から適度に蒸散していますが、空気が乾燥した環境では肌表面から蒸発する水分量が増え、角質層の潤いが奪われます。肌から水分が失われることでバリア機能が低下し、さらに肌の乾燥が進むという悪循環が起こるのです。

誤ったスキンケア

毎日のスキンケアは重要ですが、誤った方法では乾燥の原因になりかねません。例えば、洗顔の際にゴシゴシと肌をこすりすぎてしまうと、肌にダメージを与えてバリア機能の低下を招きます。また、刺激の強いクレンジング料を使うと、必要な皮脂まで洗い流してしまい、肌の潤いを保てなくなります。

そのほか、肌がベタつくからと乳液やクリームを使わずにいると、肌内部の水分が逃げてしまい、表面はベタつくのに内部が乾いている「インナードライ」の状態になることも。
さらに、肌質や季節に合わないスキンケアアイテムの使用も、乾燥を招く原因となります。

生活習慣の乱れや加齢

生活習慣の乱れなどによる体調の低下や、加齢といった内的要因も、肌が乾燥する原因のひとつです。
冷えや運動不足によって血行が悪くなると、肌に必要な酸素や栄養素を含む血液が行き届かず、乾燥しやすくなります。また、睡眠不足やストレスによって自律神経が乱れると、肌のターンオーバーも乱れ、肌が乾燥したりごわついたりすることがあります。

加齢による皮脂分泌の減少や、肌内部のセラミド量とヒアルロン酸量の低下も、肌の乾燥の原因です。特に、ヒアルロン酸は肌内部で水分を保持する重要な成分であり、乾燥と密接に関連していますが、40代後半から年齢とともに減少することが知られています。
70代になると、肌に含まれるヒアルロン酸量は赤ちゃんのわずか5分の1にまで減少するのです。

■年齢による体内のヒアルロン酸量の変化

※Longas MO. et al.: Evidence for structural changes in dermatan sulfate and hyaluronic acid with aging. Carbo-hydr. Res. 1987;159:127–136

肌のカサカサを防ぐスキンケアの3ステップ

肌のカサカサを防ぐには、日々のスキンケアを見直すことが大切です。ここでは、洗顔・保湿・UVケアあるいはスペシャルケアという3つのステップに分けて、具体的な方法を解説します。

1. 優しく洗顔

洗顔のしすぎや熱いお湯の使用は、肌に必要な皮脂まで取り除いてしまい、乾燥を悪化させる原因となります。洗顔時は32~34℃程度のぬるま湯を使い、肌に負担をかけないようにしましょう。
洗顔料をしっかり泡立て、手と肌のあいだに泡のクッションを置くように優しく洗います。洗顔後はタオルでゴシゴシこすらず、清潔なタオルを軽く押し当てるようにして水分を取るのがポイントです。

2. しっかり保湿

洗顔後の肌は水分が蒸発しやすいため、すぐに保湿することが重要です。まずは、化粧水で水分を補い、その後、乳液やクリームで蓋をするイメージで潤いを閉じ込めます。子育て中などで手間をかけられない場合は、オールインワンタイプのスキンケアを取り入れるのもおすすめです。

使うアイテムは、季節や肌状態に合わせて選ぶことが大切。カサカサが気になるときは、「ヒアルロン酸」や「セラミド」などの高保湿成分が配合された、しっとりタイプを選びましょう。

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3. 朝ならUVケア、夜ならスペシャルケア

紫外線は乾燥の原因になるため、朝のスキンケアの最後にはUVケアが必須です。外出する日はもちろん、外出しない日でも窓から紫外線を浴びる可能性があるため、きちんと対策することをおすすめします。

夜は保湿を強化する、スペシャルケアをプラスすると効果的です。シートマスクを使う場合は洗顔後すぐに貼り、5~10分程度を目安に使用します。長時間貼りすぎると反対に水分が奪われる可能性もあるため、使用時間は製品表示に従ってください。
お手入れの最後に、目元・口元などのポイントケア用美容液やナイトクリームを取り入れると、よりしっとりした肌を目指せます。

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インナーケアで肌の潤いを保つポイント

肌の乾燥には、生活習慣の乱れや加齢といった内的要因も影響するため、内側からのケアも重要です。ここでは、食事や睡眠などのインナーケアの観点から、肌の潤いを保つポイントを紹介します。

肌の健康維持に役立つ栄養素をとる

肌の健康維持には、ビタミンAやビタミンE、オメガ3脂肪酸といった栄養素が欠かせません。毎日の食事に、バランス良く取り入れましょう。

■肌の健康維持に役立つ栄養素と含まれる主な食材

栄養素 含まれる食材
ビタミンA 豚レバー、鶏レバー、うなぎ、チーズ、にんじん、ほうれん草
ビタミンE アーモンド、サフラワー油、ひまわり油、かぼちゃ、アボカド
オメガ3脂肪酸 サバ、イワシ、サンマ、えごま油、亜麻仁油、くるみ、チアシード

また、機能性表示食品を活用するのもおすすめです。機能性表示食品とは、事業者の責任において科学的な根拠にもとづき、特定の機能を表示できる食品のことを指します。
「肌の乾燥を緩和する機能がある」と表示できるものがいくつか発売されているので、探してみてはいかがでしょうか。

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こまめに水分補給する

体内の水分が不足すると、肌の水分量も低下しやすくなります。
喉が渇く前にこまめに水や白湯をとる習慣をつけ、一日を通して十分な水分補給を意識しましょう。

睡眠不足やストレスを解消する

睡眠中は成長ホルモンが分泌され、肌の修復・再生が活発に行われるため、質の良い睡眠は乾燥対策に欠かせません。例えば、睡眠の質向上に役立つ機能性表示食品を活用するのもひとつの方法です。

また、慢性的なストレスは自律神経の乱れを引き起こし、肌の乾燥やバリア機能の低下を招くことがあります。軽い運動や趣味の時間といった、心身ともにリラックスできる時間を意識的に作ることが大切です。

スキンケアとインナーケアで、カサカサしない肌を目指そう

肌のカサカサは、空気の乾燥や間違ったスキンケア、生活習慣の乱れなど、さまざまな要因が重なって起こります。そのため、外側からのスキンケアだけでなく、内側からのインナーケアも併せて行うことが、すこやかで潤いのある肌づくりには欠かせません。
毎日の習慣を少し見直すだけでも、肌の潤いは変わってきます。今日からできるケアを取り入れて、乾燥に負けない肌を目指しましょう。

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よくある質問(FAQ)

肌のバリア機能とはなんですか?

肌のバリア機能とは、本来肌に備わる水分・油分を保持する働きや、皮脂などが一体となって、外部刺激から肌を守る働きのことです。この機能が低下すると乾燥しやすくなり、肌トラブルを引き起こしやすくなります。

肌が乾燥する原因にはどんなものがありますか?

肌が乾燥する主な原因には、空気の乾燥、誤ったスキンケア、生活習慣の乱れや加齢があります。複数の要因が重なっていることも多いため、包括的なケアが重要です。

肌がカサカサするときに必要な栄養素は何ですか?

ビタミンA、ビタミンE、オメガ3脂肪酸などの栄養素は、肌の健康のために欠かせません。こうした栄養素を豊富に含む食品をとることが大切です。

この記事の監修医師

松田明子

専門は美容皮膚科、腎臓内科、内科。
東京女子医科大学卒業。大学病院、都内総合病院勤務を経て2017年都内美容クリニック院長に就任。
2023年3月よりsenshin clinicの美容皮膚科医長に就任。

所属学会:日本内科学会(認定医)、日本透析医学会(専門医)、日本腎臓学会(専門医)、日本再生医療学会(会員)、日本抗加齢学会(会員)、日本美容皮膚科学会(会員)