手のエイジングケアとは?
保湿と紫外線対策、ハンドマッサージを紹介
手のエイジングケアとは?保湿と紫外線対策、ハンドマッサージを紹介
何かを手渡すとき、指さすときなど、手に注目される機会は多いもの。手は顔に比べてスキンケアが後回しになりがちですが、洗い物や消毒、紫外線の影響を受けやすく、年齢が出やすい部位のひとつといわれています。
この記事では、手に年齢が出やすい理由と、毎日の習慣でできるエイジングケア(年齢に応じたお手入れ)、ハンドクリームを使ったじっくりケアの方法を紹介します。美しい手を維持するために、ぜひ参考にしてください。
手に年齢が出やすい理由
手は常に動かし、水や洗剤にふれ、外気にさらされるため、顔よりも過酷な環境にあるといえます。ここでは、手に年齢が出やすいといわれる主な理由を紹介します。
洗浄や冷えの影響
手は手洗いやアルコール消毒、洗い物などを頻繁に行うため、バリア機能が損なわれやすい部位です。
バリア機能とは、肌表面の皮脂膜や、角質細胞の内部にある天然保湿因子(NMF)、角質細胞の隙間を埋めるように存在する細胞間脂質(セラミドなど)が一体となって肌を外部刺激から守る働きのことですが、皮脂や天然保湿因子は洗い流されやすいため、手肌のバリア機能は低下しやすいといえます。
また、体の末端にある手は冷えやすい上、心臓から遠いため血行不良を起こしやすいため、ターンオーバーが低下しがちです。ターンオーバーとは、肌が一定の周期で新しい細胞に生まれ変わるサイクルのことで、血流によって届けられる酸素や栄養素、水分が不可欠です。ターンオーバーが低下すると古い角質がはがれ落ちにくくなり、肌にごわつきやくすみがみられます。

紫外線による光老化
手の甲はむき出しになることが多い一方で、顔ほど日焼けを意識しないため、「うっかり日焼け」してしまうことも多いでしょう。
紫外線はいわゆる「光老化」を引き起こし、シミやくすみ、弾力低下につながります。光老化とは、紫外線が長期にわたって肌に与えたダメージが蓄積し、シミ・くすみ、弾力の低下などとして現れる変化のことです。
毎日の習慣で手のエイジングケア
手のエイジングケアは、毎日の習慣を見直すことから始めましょう。ここでは、簡単にできるお手入れ方法を紹介します。
洗い方と保湿を見直す
熱すぎるお湯で手を洗ったり、洗いすぎたりすると皮脂が奪われやすいため、手を洗うときはぬるま湯を使い、低刺激のハンドソープでごしごしこすらずに洗ってください。
皿洗いなど水仕事のときはゴム手袋を使い、水やお湯にふれたあとはタオルでやさしく押さえてから、すぐにハンドクリームを塗る習慣をつけましょう。
ハンドクリームは、手を洗った直後や就寝前など、タイミングを決めると塗り忘れを防げます。
手もきちんと紫外線対策する
手は紫外線対策を忘れがちですが、日焼け止めを顔に塗ったあと、手の甲にも塗ることを習慣にするといいでしょう。運転や長時間の外出時は、紫外線カット手袋やアームカバーを併用すると安心です。
ハンドクリームと日焼け止めの両方を使う場合は、先にハンドクリームで保湿し、その上から日焼け止めを塗ってください。
爪と指先のケア
爪の割れや凸凹は、手元の若々しい印象を損ないます。爪の表面を軽くネイルファイルで整え、必要に応じてネイルオイルや爪用の保湿で割れを防ぐのがおすすめです。ネイルファイルを使うときには爪が薄くなりすぎないよう、やりすぎに注意してください。
ハンドクリームでじっくり手のエイジングケア
週に1回程度を目安に、時間をとってハンドクリームを使ったセルフマッサージを取り入れると、血行を促し、手肌のやわらかさや血色の良さを保つのに役立ちます。ここでは、ハンドクリームの成分による選び方と、セルフマッサージの手順を紹介します。
ハンドクリームは成分で選ぶ
年齢に応じたお手入れを意識してハンドクリームを選ぶ際には、保湿やバリアを補う成分を重視して選ぶとよいでしょう。おすすめの成分は次のとおりです。
<ハンドクリームのおすすめ成分>
・ヒアルロン酸:水分を抱え込む性質が強く、皮膚表面の潤いを保ちやすくする。ヒアルロン酸にはいくつか種類があり、水に落ちにくい機能性が加えられたものもある
・セラミド:角質層の細胞間脂質の主成分のひとつ。バリア機能を保つ上で重要
・ホホバオイル:植物由来の液体油で、人の皮脂に近い構造を持つため肌なじみがよい。水分の蒸発を防ぎつつ、ベタつきにくい
・シアバター:植物由来の固形油で、皮脂膜を補い乾燥やひび割れを防ぐ
ハンドクリームを使うとベタつきが気になるという方は、ジェルタイプやサラッとしたテクスチャの製品を選ぶとよいでしょう。
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手のセルフマッサージの方法
手には神経が多く存在するため、やさしい刺激は自律神経のバランスを整えることにもつながります。リラックス状態を作ることで血流が促され、手肌の血色や滑らかさの改善にも効果が期待できるでしょう。
鍼灸師の木村先生に、ハンドクリームを使ったセルフマッサージ方法を教えていただきました。
<おすすめのセルフマッサージ方法>
1. 手のひらにハンドクリームを適量とり、両手で温めて手のひら全体に広げます
2. 手のひらで手の甲から指先までを包み込むように、やさしくなじませてください
3. 手全体にハンドクリームがなじんだら、手のひら中央(労宮というツボ)を反対の親指で心地よい強さでほぐします。中心から外側へゆっくり広げるように
4. 反対の手を軽くグーにして、指の関節を使いながら、指の付け根をやさしくほぐします
5. 反対の親指と人差し指で、指の側面を指先から付け根に向かってすべらせます
6. そのまま指を挟み、爪の付け根までやさしく流すようにすべらせましょう。爪の付け根は保湿を意識しながら、やさしく刺激してください
7. 5と6を各指3回ずつ繰り返します
8. 指のあいだ(八邪というツボ)もハンドクリームをなじませながら、やさしくつまんでください
9. 手の甲の骨のあいだを、指のあいだから手首に向かって、反対の親指でゆっくり流すようにすべらせます
10. 手に残ったハンドクリームは、そのまま首周りのセルフマッサージに使うのがおすすめです。まず、耳たぶの後ろで、突起している骨の前にあるくぼみ(翳風というツボ)を優しく押して、首筋に沿って鎖骨へやさしく流します。さらに、指を鎖骨の上のくぼみに移動し、両手で中央から外に向かって流していきましょう
ほかにも、手や首周りにはたくさんツボがありますので紹介します。

<手のひらのツボ>
1. 労宮(ろうきゅう):手のひら中央にあるツボ。自律神経調整に役立ち、気持ちの疲れやストレスをやわらげます。
2. 内関(ないかん):手のひらの付け根から指3本分下にあるツボ。自律神経を調整し、胃の不快感、ストレスや不安をやわらげます。
<手の甲のツボ>
3. 合谷(ごうこく):手の甲の親指と人差し指の骨が交わる付け根のくぼみにあるツボ。体のめぐりを改善します。
4. 陽池(ようち):手の甲側の手首の中央、くぼんだところにあるツボ。体のめぐりを改善します。
5. 八邪(はちじゃ):手の甲側の各指の付け根のあいだ、水かきの上端にあるツボ。末端のケアに役立ちます。
6. 養老(ようろう):手の甲の小指側の手首、尺骨の出っ張りのひじ側のくぼみにあるツボ。目や首肩のケアに役立ちます。

<デコルテ周りのツボ>
7. 天柱(てんちゅう):髪の生え際で、後頭部の中央のくぼみ(ぼんのくぼ)から指を左右にずらした最初のくぼみ。首の張りをやわらげます。
8. 風池(ふうち):髪の生え際で、天柱から更に外側へ指1本分ほどずらしたくぼみにあるツボ。首肩や目のまわりのリラックスに役立ちます。
9. 翳風(えいふう):耳たぶの後ろで、突起している骨の前にあるくぼみの位置のツボ。顔まわりのめぐりを改善し、むくみの解消に役立ちます。
10. 欠盆(けつぼん):鎖骨中央の上のくぼみ(鎖骨窩)にあるツボ。デコルテ周りのめぐりを改善します。
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毎日のケアで、若々しい手元を目指しましょう
手に年齢が出やすいのは、洗いすぎや摩擦、紫外線による光老化、血行不良など、複数の要因が重なりやすいためです。手のエイジングケア(年齢に応じたお手入れ)は、毎日の洗い方と保湿、紫外線対策を基本に、週に1回程度ハンドクリームを使ったマッサージを取り入れるといいでしょう。
今日からできることから始めて、若々しい印象の手を目指してみてはいかがでしょうか。
よくある質問(FAQ)
なぜ手には年齢が出やすいといわれるのですか?
手は洗浄や消毒を行うことが多く、皮脂や天然保湿因子(NMF)が流れやすいこと、末端で冷えやすく血行が滞りやすいこと、むきだしになることが多く紫外線を浴びやすいことなどが重なるためです。爪周りのケア不足も、若々しい印象を損なう要因になります。
毎日できる手のエイジングケアは?
毎日の手のエイジングケア(年齢に応じたお手入れ)として、熱すぎるお湯と洗いすぎを避け、低刺激のハンドソープを使うこと、水仕事のあとはすぐにハンドクリームで保湿することなどが基本です。そのほか、日焼け止めや紫外線カット手袋で手の甲を守ること、爪を軽く整えて保湿することなどが挙げられます。
手のエイジングケアはハンドクリームを塗るだけで十分ですか?
手のエイジングケア(年齢に応じたお手入れ)としてハンドクリームは大切ですが、毎日の洗い方や保湿、紫外線対策を見直すことも同じように大切です。血行を意識するなら、手のセルフマッサージを週1回程度とり入れることもおすすめします。
この記事の監修
木村知世
鍼灸サロンラ・ミュー院長。北里大学卒業。製薬会社勤務後、皮膚科で10年間、顔の施術とフットケアを担当。肌の美しさには体の健康が欠かせないと感じ、体と顔の治療ができる鍼灸師の資格を取得。「自律神経から整える美容鍼」がコンセプト。
保有資格:はり師、きゅう師、健康食品管理士、フスフレーガー、日本抗加齢医学会指導士、中医薬膳師
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